QGISの操作 第4回です。
Dissolve(融合)について前回(QGIS電子地図操作 第3回 - 紙つぶて 細く永く)は結果が出るまで20分から30分としましたが、その後いくつかファイルを作成したのですがなぜか経過時間が不安定になります。
「京都府、滋賀県、奈良県、三重県、和歌山県でフィルターをかけていたので作成時間が短縮された」としましたが、そうでもないようです。
推理するに、Dissolveするデータ量というのは思った以上に市区部によって偏りがあるということも原因ではないか。
例えば北海道小樽市は島嶼が多く623のデータにわかれるが、札幌市は10のデータとなる。実際にDissolve操作をしてみると、北海道は数時間、青森は20分程度という結果になる。
GISのベテランの方が書いていたが、shpファイルを構成するファイルに「dbf」形式のファイルがある。
この形式が古い年代物らしく処理に時間がかかるとのこと。
それにしても国土地理院あるいは国交省の国土数値情報に行政区分としての都道府県単位もきちっと整備すればと思うのだが。
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しっかりとったデータではないが、Dissolveはざっと以下のような時間だった。
(PCスペック:IntelCore i5-3330 2.7GHz、メモリ8GB、Windows10の条件下)
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重いのは北海道、岩手県と長崎県、鹿児島県だった。北海道は上記5時間で途中断念。そこで何とかデータをまとめた岩手県を除く北海道・長崎県・鹿児島県については国土地理院の都道府県別ファイルをダウンロードした。
(国土数値情報を元にBlog主が加工)
すると、上記図のように都道府県ファイルなのに市区町村支庁区分線が表示される。少し見ずらい。
探索の流儀
REMEMBER3.11