QGIS電子地図操作 第2回

鉄道の路線図は表示できた。これでは地図の上の位置が不明確なので、国土地理院から日本地図を入手する。但しデータをダウンロードしスタンドアローンで使う場合は申請許可が必要で有料となる。そこでKMLサーバーからネットワークにて使用することにする。国土地理院のHP以下から「ライブラリー入口」をクリック

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次のウィンドウで「地理院地図KML」をクリック

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開いたページにある「標準地図」のURLをクリックすると、仮ダウンロードが始まる。ただしこれはサーバーへのリンク情報となっている。申請済み許可があればクリックするとダウンロードが始まる。

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PCのダウンロードフォルダに「GSI_map_elevation.kml」というファイルで解凍される。QGISを展開すると、「ブラウザパネル」に「WMS」というフォルダが作成され中に「地理院地図」がありその中に「標準地図」があるのがわかる。

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「標準地図」を選択し右クリック、そして「レイヤの追加」をすれば地図ビューに標準地図が表示される。(注意 上記は全体を表示するために地図を少し回転させている)

これに前回国土交通省の「国土数値情報」をダウンロード(こちらはまさしくダウンロード)した「N02-15_RailroadSection.shp」と「N02-15_Station.shp」をレイヤの追加し、

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上記のプロパティで設定すれば地図の上に鉄道が表示される。

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表示されるのは「レイヤパネル」にある順(上を優先)に表示されるので上記「標準地図」を下位にすると上位のレイヤが表示される。
 また次の例のように上位にある「標準地図」のチェックを外すと下位の白地図が表示される。

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QGIS電子地図操作 第1回

QGIS電子地図操作 第3回


探索の流儀

REMEMBER3.11

QGIS電子地図操作 第1回

GPSを備えている腕時計を使ってログをとると電子地図上に走破ルートが表示できる、これを利用して鉄道乗りつぶし路線図を考えようと思った。
 すでにWeb上に乗りつぶしについてのサイトがあるが、JRから外れると私鉄となり別ジャンルになる。少し面白くないので自作をと考えた。

まずは国交省に「国土数値情報」というものが用意されている。これをダウンロードしGISソフトで読み込む。すると表示はこうなる。
このデータは2015(平成27)年12月31日時点のデータとなっているので北陸新幹線金沢までが記載されている。

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QGISはオープンソースなのでみんなで改良できる。専門集団がいるそうでたえず進化している。最初ダウンロードしたのはバージョン2.16「Nødebo」だったが最新は2.18愛称「Las Palmas」
上記画像を少し加工。このままだとやや見かけが悪いので路線の色を変える。
まず「レイヤパネル」に表示されたレイヤリストの「N02-15RailroadSection」を選択し右クリックし「属性テーブル」を選択する。

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開いたテーブルに属性が表示される。鉄道の場合「N02_003」が路線名となっているのでこの分類で色を変える。

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下記の「N02-15RailroadSection」をダブルクリック

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すると下記レイヤースタイルが表示されるのでまず上部「単一シンボル」を「分類された」に変更する。

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そしてカラムで「N02_003」を指定

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 「シンボル」を選択すると太さや実線、破線等が選択できる。そしてその下「色調」はデフォルトで「ランダムカラー」となっているがお好きに変更し「分類」をクリック

f:id:greengreengrass:20170624095527p:plainすると各路線別の色調が表示されるので、よければ下の「OK」ボタンをクリック
これで各路線色別に区分された。路線別色別が完成

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QGIS電子地図操作 第2回

QDIS電子地図操作 第3回 - 紙つぶて 細く永く


探索の流儀

REMEMBER3.11

Excell和暦と西暦

Excellの小技です。
また書籍の表をOCRにかけたところ、「s39.5.26」という表記があった。
もちろん昭和39年5月26日という意味ですが、これをセルの書式設定で西暦に変換できる。

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当初はこれで読み替えても駄目であった。
しかたなくいったん「s」を外したがsが無いことには年号と認識できない。
なぜ読み替えないのか、なんのことはないここにも見えない改行符合が入っていた。

「=VALUE(TRIM(CLEAN(A1)))」でその符合を削除したところ綺麗に読み替えた。

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補足
上記画像の中に「s39.11.5」と見えるセルがあり、これがエラーとなっているが、これもOCRのなせる技で、「11」を「II」と読んでいる。
さすがにこれは手入力で「11」に変えました。そして無事「1964年11月5日」となりました。 

 

探索の流儀

REMEMBER3.11

Excell消えない半角スペース

書籍の表をスキャンしエクセルに取り込む。
印刷されたものはワープロ(古いな)で打ち込んだものとは少し異なるスペースがある。
 たとえば改行のタイミングで句読点「、」や「。」がある場合は、行頭に句読点を用いずに、少し行の長さ(文字と文字の間の空間)を短縮し句読点を行内に納め、他の行と高さを合わせる。
 今回は表を取り込もうとした。上下にしか罫線がないという、罫線が少ない表だったのでなおの事、OCRが利かなかった。
 wordに変換すると、(計算結果が異なった時に)修正がし辛いので、エクセルに読み込んだ。
スキャンしOCRをかけたところ下図のようになった。

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このままエクセルに吐き出すとひとつのセルの中に青線内の文字がすべて入ってしまう。そこで補助線ツールで補助線を引いてやる。

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こんな具合だ。
そしてエクセルに吐き出すと、修正は必要だが労力ははるかに少ない。
ところがエクセルで半角スペース削除の修正をかけたもののどうしても修正できないセルが出てきた。下図のようにSubsutitute関数を使い、半角スペースを削除するができない。

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見えない改行符号かと思い、改行符合の削除も行った。

Office TANAKA - Excel Tips[セル内の改行を削除する]


これでもダメだったので、そこでCODEにより文字コードを表示した。

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結果上図のセルC2は「160」と表示つまり、セルB2後ろから3文字目はchar(160)の改行符合だった。OCRの結果こんなものが入るんだ。そこで次にchar(160)を削除する。

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これで完了。
下記サイトを参考にさせてもらいました。

www.excel.studio-kazu.jp

 

 

探索の流儀

REMEMBER3.11

Chromeのやぼな新機能

chrome右肩になぜか名前が現れた。

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最初は出なかったが、昨年から始まった新機能らしい。そして先日拡張機能で背景画像の変更等を行たところ現れた。
非表示方法が分からず、net探索をしたがユーザーによって開示されている方法もまちまちで、どれを信じていいかわからず、結局一旦chromeを削除した。
ところがedgeに切り替え使うが、レスポンスが遅い(注)のが気になりストレスとなったので、再びchromeに戻った。

自身のサイト「紙つぶて」を表示させてみると、
edge 30.15秒

chrome 12.5秒
うんと違う


 実はchromeを削除するときに「お気に入り」がどうなるかを無視していた。
edgeからchromeのお気に入り復活を目指したが、「backup」ファイルが無くて断念。旧edgeのお気に入りを復活させた。
ところが上記のようにレスポンスの違いが歴然でやはりchromeを再インストールした。するとお気に入りも自動的に無事復活した。

上記の名前ですが、下記赤い矢印の名前をクリックします。するとアカウント情報が開くので下記図で下の青い矢印部分をクリック

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次に現れた下記画面で「名前」のところに無難な名称をいれればOK

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Googleさんもいろんなことをしてくれる。

 

探索の流儀

REMEMBER3.11

鳥の声は楽曲以上

鳥の鳴き声を音階で表わし種別を判定できないのだろうか・・という疑問を抱いたのだが。どうやら現在は難しいようだ。

Web質問コーナーの回答にこんなのがあった

「音符を細かく書いていただいても野鳥の声はそれ以上に複雑で、同じ種類で同一個体でも違う鳴き方をする場合が多く音質で識別することも必要」

それというのも列車の「ガタゴト」音の録音用に買ったICレコーダーで、登山時に鳥の声も録音するようになったから。
しかし録音したものの皆目鳥の種類が分からない。

Webで調べようとしたが、鳴き声を比較して鳥の名前を調べるサイトはなかった。野鳥の会サントリーに鳴き声を依頼者自身が聞き比べ種類を判断するようなサイトはあるが、音楽でいうところの「GraceNote」のようなサイトが無かった。
結局楽曲は音階で判定できるが、鳥の声は音階のみでは難しいということだろう。

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ちなみに今しがたうちの前の電柱に来た鳥の鳴き声

soundcloud.com

自動車音をカット他、編集しています。

そしてこのようなサイトもあった。

morimori2008.web.fc2.com

鳥の声識別には相当数の検体が必要らしい。その収集がまた大変ということで、ならば野鳥の会などが積極的に取り組めばいいのにと思うが。

 

探索の流儀

REMEMBER3.11

凄い技か?

先日富山で土産を買い、電子マネーで決済をした。
 予てから一回の買い物で複数枚数の電子マネー決済ができるかできないか疑問だった。多くの店舗のヘルプデスクでは複数枚数使えませんという回答が最も多く、なぜなのか疑問だった。

しかしnanacoでは複数使えるというこんなサイトもある。

nanacoは同時に何枚まで利用可能? | 菊地崇仁ブログ「ポイ探社長のブログ」


店員さんにはテストで悪かったが、nanaco1枚と交通系電子マネー(icoca)2枚を持っていたので、連続しての決済をお願いした。
買物総額はこれ

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そして電子マネーの決済がこちら

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まず3459円のうち1898円引き去り、買物残額1561円

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次に一枚目のICOCAで1063円引き去り、買物残額498円

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最後に2枚目のICOCAで全額498円引き去り。
この決済を一連の流れで途切れることなく行ってくれた。システムを乗り越えた凄い技なのだろうか?

nanaco、suica、ICOCA、WAONなどは素材としてSONY開発のフェリカを使用している。
そしてフェリカには(たしか)プライマリキーと呼ばれるキーが付与され、同じ番号は数億枚(数値はややあいまい)に一枚しかないというユニークなキーとなっている。
そしてしnanacoやICOCAなどの自社ブランドエリア部分のキーと組み合わせ結果として2枚と存在しないユニークなカードが作成できる。
これらのキーを使って読み書きする、リーダー(カードを読む端末)やライター(カードに書き込む端末)がPOSレジ等に内蔵されている。
このことからシステムさえ整備すれば複数のカードを順次読み込み残高調整をすること自体は、システムの障壁は高いが不可能ではない。
ただし、自動改札機のように短い時間で処理することには無理があるので、ICOCAやsuicaでは複数枚数の使用は、システムの立場ではなく現場で「許可」されていないということなのだろう。

 

 

REMEMBER3.11

不断の努力「民主主義を守れ」